こんにちは、たけうちです。
褒められたいけどいざ褒められるとなんだかプレッシャー…そんな風に感じていませんか?
「次もうまくやらなければ」とか「次まくできていなかったらがっかりされるのでは」とか、期待に応えなければならない責任感でいっぱいになってしまいますよね。
まあなぜこんなことを言うかというと、私も同じ人種だから。褒められたくて行動してる部分もあるだろうに、いざ褒められると居心地悪い!じゃあどうすれば?!ということで。
この記事では、なぜ褒められるとそんな風に感じるのか、深層心理の解説と、どうすれば気持ちよく褒めを受け取り前に進めるのかについて解説していきます。
褒められるの苦手 なぜ?

褒められるのが苦手なのは以下ような理由があると考えられます。
期待に応えなければならない責任感・完璧主義
「周囲の期待に応えなければ価値がない」と思い込んでしまっている場合、褒められることでその期待が強化され、より強い義務感を抱きます。
また、褒められることで、「次も同じようにできなければいけない」というプレッシャーを感じてしまい、 自分が築いた「良い評価」を壊すことへの恐れや、「偶然うまくいっただけかも…」という不安が背景にあります。
もう傷つきたくない
上記の「自分の築いた良い評価を壊すことへの恐れ」とも繋がりますが、過去に褒められたあとに期待が高まり、失敗し周囲から失望されると、「また傷つきたくない」と思う傾向にあります。
勝手に期待したのは周りなので、自分は一切悪くないですが、これは傷つきますよね。
人への期待に応えることで自分の価値を見出してきた人でもあり、他人の気持ちに敏感だったりもして、繊細で真面目な人に多く見られます。
私もこの恐怖心はあるのですが、「具体的に期待されてできなくて失望された経験」をぱっと思い出せません。しかし、エレクトーンの練習をやれとうるさく言われた経験がありますね。
自分はやりたいと思っていないことを、「やれ」とうるさく言われ、やらないと怒られるという、これも「人の期待に応えないと怒られる、応えられない自分には価値がない」と幼心ながら捉えるようになってしまう一種の要因になるのではないかと思っています。。
自己評価と他己評価の大きなギャップ・自己肯定感の低さ
「自分はそこまでできていない」と思っているのに褒められると、お世辞なのかな、みんなにも言ってるんだろうなと思ってしまう。
自己を認めてあげれてなさすぎて、他人もそうだと思い込んでしまうんですね。
褒め言葉を素直に受け取ることが難しく、「自分にはふさわしくない」と褒めを拒否してしまう場合もあるでしょう。
気持ちよく褒めを受け取る方法は?

さて、上記では深層心理について解説してきました。幼少期に深く関わる人間(両親)が、他人をコントロールしようとする大人だと、自己肯定感が下がりやすく、プレッシャーや不安に襲われやすくなります。
ただし、褒めた人は褒めたいと思ってあなたを褒めているのであって、それを全力で拒絶されたり、受け取ってもらえないと、なんだか悲しい気分になってしまうでしょう。では、褒めを受け取るにはどうすればいいか。
飴ちゃん貰うような気持ちで気軽に受け取る
「ほい、飴ちゃん」って飴を手渡されたらなんて反応しますか?
「いやいやいやいや要らない!」って言う人の方が稀かと思います。「ありがとっ」って受け取りますよね。
私からのご提案は、褒めもそんな感覚で受け取ってみたらいかがでしょうか?ってことです。気軽に受け取ってみるってことです。
褒められて居心地が悪くなる人、「お世辞でしょ?」と思ってしまう人向けの方法ですね。そもそも褒めを受け取れない人。
たしかに飴ちゃん渡してくる(褒めてくる)人の中には、下心のある人、なにか陥れようとしてくる人もいるとは思います。ただし、そんな人は少数です。今まで触れ合って来た大人がそうだったからといって、今もそうとは限りません。
他人を完全に信じろとは言わないし、自己肯定感も今すぐ上げろとは言いません。でもまずは褒めという飴ちゃんを掌に載せてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
褒められたら一旦全力で喜んでから忘れる
褒めを掌に乗せて喜びを感じられるようになったら、次のステップ。次もうまくやらなければというプレッシャーへの対処ですね。
私が最近見つけたシンプルな方法。「一旦全力で喜んでから忘れる」ってことです。もっと言えば、自分が一番大切にしていることに立ち返ること。これは世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉からの学びです。
例えばですが、私は最近演技を勉強していて、3ヶ月くらい経って自己を比較的解放できるようになり、色んな演技を試せる段階に入ってきました。
普段やらないキャラクターの表現にチャレンジしたとき、私としては「これもできたな」「あれもできたな」と改善点ばかり見ていましたが、先生からキャラの細かい表現がとても良かったと褒められました。
自己評価と他己評価でこんなに違うのかと驚くと共に、感覚でこれができてるのかと嬉しく感じました。一方で、一瞬だけ次のプレッシャーを感じてしまった自分がいました。
自分の中でちょっとザワザワした気持ちがあることに気づいた私は、なんとかしようと調べる中で、この気づきに至ったわけです。
演劇界のレジェンドである世阿弥の「初心忘るべからず」は、「初心のときの心を忘れず、奢らず、謙虚にいきましょう」と捉えられることが多いですが、実は「これまで積み上げてきたものは一旦無視して最初からのつもりで積み上げようよ」という意味合いです。世間一般の捉え方と似ているようで違いますね。
これは褒められた時でも言えます。
褒められて「じゃあ次もやらないと」ではなく、一旦褒められたことは喜んで認めたあとで、褒められたことは忘れて褒められる前の状態だと思って自由に動いてみるんです。やってみて下さい。びっくりするくらい気持ちが楽です。
また、自分の中で大切にしているものがあれば、そこに立ち返るのが良いです。「楽しい」を基盤に活動しているなら、「とことん楽しむ」ことにフォーカスしてみるんです。
以上、積み上げたものは一旦崩すという学びは、謙虚さを得るだけでなく、余計なプレッシャーからも解放してくれます。ぜひお試しください。
まとめ
まとめると
「他人に期待するのは時間の無駄、いかに自分が楽しんで生きるか考えよう」
以上です。
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