等身大の自分で生きるリスクを取る~失敗したくない自分との向き合い方~

どうもーたけうちです。

 

ツラツラ文章、やりましょ~。(エッセイのことです)

 

さて、これまで「頑張るな」っていう記事をいくつか書いてきました。

【20代のあなたへ】人生うまくいかないと苦悩するたった1つの意外な理由

【真面目はいいことない?】真面目な人ほど「努力」を辞めないか?

まあ、私もいつも頑張りがちな人間なので、自己への戒めも兼ねて、同じテーマを違う視点から何回か書いているわけですが。お察しの通り、また異なる視点で同じようなことを書こうっていう算段でございます。

 

それでこの間ね、「インプロ」と呼ばれる、ショーとしての即興演劇のワークショップに行ってきたんです。一回2時間×3回。これまた濃厚で学びの多い時間でありまして、気づきがありましたので、つらつらっと書いていきたいと思います。

自分を出したくない自分がいることに気づく自分

「うまくやりたい」自分「失敗したくない」自分

私の中で、完全に無意識に発動してしまう思考。それは、「うまくやりたい」「失敗したくない」です。

 

これは、過去に傷ついた小さな自分の存在が原因だと思います。馬鹿にされるように笑われたとか、みんなの前でつるし上げるように否定されたとかね。

すると言わずもがな、「注目されたくない」「存在感を消していたい」という根源欲求が現われてしまう。

この欲求がある中では、失敗しないように生きないと、生きていけなかった自分がいたわけです。いわゆる防衛本能というやつですね。自ら選び取ったというよりは、そうせざるを得なかった。心の鎧を装備せざるを得なかったわけです。

インプロマインド リスクを取ろう、失敗しよう

これはもう、たけうち流の生き延びるための術だったわけで、「失敗したくない」自分を責めたところでしょうがないのですが、演劇をやり始めてからというもの、「リスクを取ろう、そして失敗しよう。そして次はもっとうまく失敗しよう」とか「挑戦して失敗することが上達の近道」というような学びを繰り返し得ます。

 

なぜならば、真剣に取り組んでいて、失敗しそうだけどリスクを取っている人の姿を見るのが、人は好きだからです。安全なところで失敗しない人よりも、綱渡りしている人の方がおもしろいからですね。

 

同じようなメッセージでも、特にこの間行ったインプロのワークショップでの学びはインパクトがありました。それは、インプロを楽しむためのABC(インプロマインド)↓

 

① Act from Joy:遊ぶような気持ちで演じよう(⇔恐れ(fear)から演じる)

②Be spontaneous:自然体でいよう

③Create from together:一緒につくりあげよう

+α Be average:頑張らない、等身大の自分でいよう

レッスンで学んだことを、かいつまんで解説してみると、、、、

 

人は子供から大人になるにつれて、失敗や評価への恐れに支配されるようになる。その恐れに立ち向かうために、人は頭の中に検閲官を設けて、合格したものだけしか外に出さなくなる。例えば、「ここでこれは言わない方がいいかなあ」とか「これは多分間違ってるかなあ」とか「これは言ってもつまらないだろうなあ」とか。

 

そうして、感情やコミュニケーションにも蓋をするようになって、内向きになっていく。

 

このインプロマインド、というのは、恐れに気づき、手放していくための大事な考え方です。

 

インプロでは、自分も他人も許す、失敗を受け入れ、笑い飛ばすくらいの勢いで、検閲官を通さずにアイディアを出してみる、人からのアイディアを受け入れて、アイディアを乗せて返してあげる。これってでもコミュニケーションが上手な人が自然にやっていることなんですよね。

 

このマインドを持ち、トレーニングを積めば、人前でより自然体に魅力的になっていくと。

 

コミュニケーションの基本や、楽に生きるための真理がここに詰め込まれている気がしました。

「等身大の自分を出すこと」そのものが、私にとっては一番のリスク

インプロのレッスンを受けて気づいたことの中で、一番はこれです。

「等身大の自分を出すこと」そのものが、私にとっては一番のリスクだった

です!

言葉通り、堅牢な心の鎧と、厳格な検閲官が自分の中にあった私にとって、自然体でいること、等身大の自分でいることというのは、とんでもなくハードルの高いことなんだなあと、改めて気づきました。

ただ、ここに気づけたことが価値なのであって、それからというもの、リスクを取りやすくなりました。

楽しかったら「楽しい」をそのまま出してみればいい

どうすればいいか分からなかったら、「困った」を出してみればいい

なりふり構わず出してみたら良い

そうすると不思議なことに、同じようなメッセージを他の演劇講師の方からも受け取るようになりました。

「やりすぎなくらいで丁度良いし、出したらアイディアもたくさんあるし、めっちゃ面白いんだから、どんどん出していこうよ!」とか。

 

「なりふりの構わなさ、自己発信力がストーリーにパワーを与えるので、ぜひ身に付けてみて下さい!」とか。

 

出してみるのにはとんでもなくエネルギーが要りますが、出してみた方が、人との距離も縮まりますし、場の人たちが笑って受け入れてくれて、自分のそこでの存在感が強まるのを実感しています。

 

無論、存在感を消していたい自分もそこにいるので、少しだけ居心地が悪かったりもするのですが(苦笑)

 

恐れや検閲を緩める=リスクをとることなので、人よりもエネルギーが必要な私なわけですが、そこに気づけた自分に賞賛しながら(笑)少しずつでもやっていこうと思います。

 

そうすると、おのずと演技も、人生も楽になっていくのだろうなあと。そして、こうやって自己対話し、人生と向き合っていける機会をくれる演劇に感謝ですね。

まとめ

まとめると、

疲れたので、立て付けの悪い自分の心の扉をかたく閉めて鍵をかけますwおやすみなさい

以上です。

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