お疲れ様です。タケウチです。
会話が続かない。人の話に対してなんて返したら分からない。
そんな風に悩んでいませんか?
そんなあなたでも大丈夫。この記事でお伝えする会話のテクニックを使えば、必ず相手に気持ちよく話してもらい、会話を長続きさせられる「聞き上手な人」になることができます。
それではいきましょう。
会話が盛り上がる原理

「気持ち」というのは会話を盛り上げてくれます。
「情報」は会話を盛り上げるものではありません。
いきなり何を言っているんだと思われたかもしれませんが、実はこれが真理なんです。
私も含め会話が下手な人、長く続かない人というのは、質問をするにしても、自分が喋るにしても、「情報」を聞いたり、話したりしがち。
情報を聞く質問をしてはいけない訳ではありませんが、情報というのはあくまでも感情を引き出すための種でしかありません。
上記のことを踏まえ、今回紹介する会話のテクニックをお伝えしていきます。この記事を読み終わる頃には、上記の意味が分かるかと思います。
会話が長く続く「テーラーリング」

表題にある「テーラーリング」
これは、相手の使った言葉を使いながら要約をして、相手の話に傾聴をするというテクニックです。よく心理カウンセラーさんが使用する技法ですが、日常でも大活躍します。
例えば、友人がこんな話をしたとします。
「部長が代わったんだけどさ、前の部長も高圧的でやりづらかったけど、新しい方はすげえ適当でさ。仕事のアドバイス求めても、相談にならなくてやりづれえわ。」
これを聞いたあなたはなんて返しますか?では、試しにテーラーリングを使って返してみましょう。
例)「前の部長も合わなかったけど、替わった部長もすげえ適当でやりづらいんだね。」
この会話での相手の気持ちは、「仕事やりづらい」というイライラです。ここに「新しい部長に替わった」「すげえ適当」という要点を加え、相手の使った言葉を使いながら返してあげます。
こうすることで、相手は「そうなんだよ!」と分かってくれたという気持ちを持ってくれます。このテーラーリングをしたあとは、質問を投げかけてあげましょう。
例)「やりづらいっていうのはどんな感じ?」
質問の際には、相手の気持ちを引き出しやすい「ど質問」と呼ばれる質問をします。例えば、「どんな感じで」「どんな風に」「どんな気持ち」「どうして」「どうなったら」のような感じ。
「何」や「いつ」「どこで」のような質問を使わないのは、情報を引き出すだから。情報を引き出すだけだと、あっさりと会話が終わってしまいます。
ですから、英語でいえば「How」や「Why」のような質問をして、相手の気持ちを引き出し、会話をより盛り上げていきます。
同じ「怒り」でも度合いがありますし、さらに言えば同じ出来事でも感じ方は人それぞれです。上記のような質問をした際には、予想もしてなかった答えが返ってくる可能性だってあります。だから会話って面白いんですよね。
怒り度合いの例
「全然仕事が進まなくてもどかしいんだよね。勘弁して欲しいよ」(怒度:低)
「なんであんな適当な人が部長になれるんだろ。どうなってんだ」(怒度:中)
「まじであんな部長、いなくなればいいわ」(怒度:高)
かなり違いますよね。それに、この例では怒っている相手でしたが、人によって反応は違います。例えば、逆に「適当な人の下の方がやりやすい」と思う人もいますよね。
まとめ
いかがでしたか。今回はテーラーリングについて紹介しました。
テーラーリングをしようとすると、結構しっかり相手の話を聞く必要があります。頭を使いますし、正直疲れます。
でも会話はスポーツと同じ。一定の負荷をかけ続けることで、だんだん成長していきます。
1日のうちたった数分でもいいので、意識する時間を作ってみて下さい。
それでは!
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