お疲れ様です。タケウチです。
以前、自己肯定感を上げるワークというのを紹介しました。私がカウンセリングをうけた際に実際にやったワークで、このワークでは、自分が普段から言い聞かせていることを書き出し、変換していくということをやります。
しかし、そもそも「私が~べき」という文章が、自分のことであるにも関わらず全く思い浮かばないという人もいます。
実際、グループカウンセリングの場で、ひとりの男性が全くペンが動かず頭を抱えて固まっていましたから。先生は「自分と向き合うことからの逃避の究極系」と表現していました。
今回は、自分の意識からある種逃避をしてきてしまった人向けに、「自分の好きなことの「基準」を見つけるワーク」を紹介していきます。
好きなこと、その基準が言語化されるだけで、自分の肩の力の抜き方、癒やし方を見つけやすくなり、自分を「許す」ことにも繋がります。
自分の気持ちがよく分からない人、必見です。
ワーク ①好きなこと、もの場所、人をそれぞれ書き出す

好きなこと、もの、場所、人を書き出し、その理由も併せて書いてみましょう。
以下では、私が実際に書いた例を載せていきます。
好きなこと
・気ままにブログを書く
自分の考えを言語化できたときの気持ちよさ、記事が完成したときの達成感が好き。
・本を読む
小説を読むときは、他人の人生を疑似体験できたような感じがして、勉強になるし、ある種の現実逃避になって気分転換になる
ビジネス書を読むときは、やれそうなことを見つけてちょっとずつ実践し、変化を実感するのが楽しい
・たくさん寝る
寝不足のときの世界と、たくさん寝たあとに見える世界が全く違う。やろうと思ったことが全部サクサク片付いていく。
・ストレッチする
こわばった自分を解きほぐす。自分を労っている感が好き。
・音楽を聴くこと
その世界観に浸れる。
・旅行を計画すること
結局なにしようか考えているときが一番楽しい
・営業先の地域で美味しいものを探すこと
普段休日に行かないような場所に営業に行くことがある。大阪府内でも、知らないご飯屋さんがたくさんある。地方ならその土地のグルメを開拓。
・お酒をつくって振る舞うこと
目を輝かせて「おいしい」と言ってもらえるのが快感。
・お酒をコレクションする
もともとコレクション癖があるが、いろんなお酒を揃えるのが好き。
好きなもの
・珈琲
香りが好き。珈琲を飲んでるときの、ゆったり感、まったり感が溜まらなく好き。
・名探偵コナン
哀ちゃんに魅せられた。コナンとの掛け合いはもはや漫才。あと音楽が大好き。心躍る。
・スーツ
気持ちがシャキッとする。見た目もスタイリッシュになって好き。
・ウイスキー
本当に銘柄によって味や香りが異なるので、違いを楽しむのが好き。もちろん、仕事終わり、家で一人で好きなテレビを見ながらウイスキーを楽しむ時間も大好き。
・ビール
華金にスーツを脱ぎ捨てて、ビールを飲んで、「かぁぁぁ~」ってなる瞬間が好き。今週も頑張ったぜみたいな。
好きなのはアサヒスーパードライと一番絞り。
・ビリージョエルの曲
メロディラインが好きなのがひとつ。ビリーの波瀾万丈人生が描かれた人間味溢れる歌詞も最高。眠れない夜に聞くと泣く。
・ラーメン
家系ラーメンに白ご飯という組み合わせで食べるときの、ちょっと悪いことしてる感が好き。時々やるのがミソ。
好きな場所
・スターバックス
珈琲も好きだけど、あの空間がすごく好き。音楽、接客、色、机の配置、すべてが洗練されていて、居心地が良い。
・銭湯・温泉
心も身体も癒やされる場所。入った瞬間の銭湯や温泉特有の匂いが好き。日頃の疲れが溶け出していく。
・新幹線のグリーン車
新幹線は普通車での乗り心地も素晴らしいもの。それでもグリーン車の座席の広さと特別感には勝てない。
・本屋さん
なんでも揃っている大きめの本屋さんをブラブラ歩き、目にとまった本をパラ読みしてみる。ネットで見るよりも、自分の興味関心からちょっとはみ出したところにある本に出会えて、ちょっと楽しい。
好きな人
・クリステン・ベル
有名なのは、アナ雪のアナ役。「グッドプレイス」という海外ドラマで好きになった。
・長澤まさみ
「コンフィデンスマン」を見て好きになった
・鮫島幸恵
吉本新喜劇のマドンナ役。マドンナでもたくさんボケるからそのギャップが好き。
いずれもコメディ女優。外見が美しいのも好きな理由のひとつ。そんなキレイな人が、めちゃくちゃ面白いこと言うから本当にハマる。
②「好き」の基準を見つける

お疲れ様です。上で好きなことと、その理由を書き出しましたね。
次は、自分がそれを「好き」になる基準を見つけます。要は共通点ですね。仮説レベルでいいので、とりあえず思いついたことを書いていきます。
私で言えば、
好きなこと:いかに快適な時間を過ごすかに注力している
好きなもの:飲み物多くね?
好きな場所:癒やしの空間が多い。比較的静かな場所。
好きな人:美しい人、面白い人。堂々とボケれる人。
上記を踏まえると、「「比較的静かな場所で、好きな飲み物を飲みながら、好きなアニメやコメディを見るor音楽を聞く」と癒やしを得られるのではないか」という仮説が立てられますね。
他にも、「好きな人」の共通点から「自分にはこういう憧れがある」(ex.面白いひとになりたい)、「好きなこと」の共通点から「自分の強み」(ex.手先が器用)を自分なりに言語化してみるのも面白いですね。
このワークをやってみた感想「全然進まない」

自分の思いを言葉にするのが下手な私が、このワークをやってみた感想としては、「まじで全く進まない」ということ。
自分のこと、しかも書き出しやすそうな「好きなこと」を言語化するだけなのに、うーんと悩んでしまい、意識があっちこっちに行ってしまい、気づけば脱線。
本当に自分と向き合うことを避けてきたんだな、向き合うのが苦しいんだなとつくづく思いました。
「自己肯定感を上げる過程、自分を許す過程には痛みが伴う」と先生が仰ってましたが、全くその通りです。
それでも、生きづらい人生を歩むよりも、一時的な痛みでより生きやすくなるのであれば、私は自分と向き合うことを選ぼうと思いました。
まとめ
いかがでしたか。
世間には「好きなこと」「やりたいこと」をやればいい、という風潮がありますが、そんなんあったら苦労しねえよと言いたい。
そもそも自分の気持ちがよく分からない人、どうしようもなく生きづらい人がいることを知って欲しいし、私はその味方でありたい。私もその側であるので。
ちょっと話がずれましたが、自分の好きの基準を見つけるワークの結果を、今後のじんせいに活かしてみて下さい。私もやってみます。またブログで報告します。
それでは!
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