お疲れ様です。タケウチです。
中々話が弾まない、会話が一往復で終わってしまう、そんな風に悩んではいませんか。
会話が苦手な人は、まずは「聞き役」をちゃんとやることから、自分が話す割合と相手が話す割合を2:8にしなさい、、、なんてよく言われますが、まずそもそもなに聞いたらいいんかって困ってしまいますよね。
そんなあなたに朗報。聞き役として超簡単にできるテクニック、あるんです。
この記事では、会話が弾むようになる超簡単なテクニックについてご紹介していきます。
会話が弾むようになる超簡単なテクニック「バックトラッキング」のやり方

会話が弾むようになる、超簡単なテクニック、その名は「バックトラッキング」。
バックトラッキングの意味をまずは解説していきましょう。
バックトラッキングとは、「オウム返し」。相手が話した内容を繰り返しフィードバックしていく手法です。
以下の二つの会話を見比べてみましょう。
①
A「ようやくわたし/ぼくも課長になったんだ」
B「へーすごいね」
②
A「ようやくわたし/ぼくも課長になったんだ」
B「ようやくなれたんだ!よかったね!」
あなたがAさんだったとして、①と②、どちらの反応のあとの方が「話したい」と思えますか?
そうですね。②の方が、そのあと「そうなの、本当に苦労したよ~」みたいに、続いていきそうですよね。
ここでやっていることは、相手の使った言葉や感情を表わすキーワードを、しっかりそのままオウム返しをするだけ。
でもたったそれだけで、嘘のように相手が話してくれるようになります。
上の会話では、「ようやく課長になれた」と話しているので、それまで中々課長になれない苦しみや、同僚にどんどん昇進される屈辱なんかあったりしそうですよね。その辺の深い話なんかも聞けるかもしれません。

バックトラッキングは、潤滑油のように会話をなめらかにずんずん弾ませてくれるのです。
なぜ会話が弾むようになるのか

ではなぜオウム返しするだけで会話が弾むようになるのか、解説していきましょう。
「受け入れられている」と感じる
上の②の会話を見てみると、課長になったAさんの感情は「飛び上がるほど嬉しい」と窺えます。
その相づちとして「「ようやく」なれたんだね」とオウム返しをしてあげることで、Aさんは「あっ分かってくれてるんだ」と温かい気持ちになれます。
そうやって自分のことを分かってくれる相手に対して、どんどん自分のことを開示していきたいと思うのは、必然なのです。
「話をちゃんと聞いてくれている」と感じる
①の会話では「へーすごいね」と相づちをうっていますね。しかし、Aさんとしては、こんなに嬉しい気持ちを話したいのに、「えっそれだけ?」と思ってしまうかもしれません。
おしゃべりが大好きな人であれば、相づちも構わず喋り続けてくれるかもしれませんが、多くの人は適当な相づちを打たれると、中々続きを喋るづらいのが現実です。
バックトラッキングは、多用は禁物ではありますが、相手の言葉をきちんと繰り返すことで、「わたしはあなたの会話をちゃんと聞いてますよ」というメッセージを暗に伝えることができます。
「肯定されている」と感じる
以前、相手の感情を表わすキーワードを拾って、肯定をしてあげましょう。というような旨を記事を書きました。
会話の基本は「まずは肯定すること」であり、否定から入らないことの大切さを解説しています。
バックトラッキングでも、相手の感情を拾うようなオウム返しをすることで、相手は「肯定されている」と感じ、会話することが心地よくなります。
②の会話でも、「ようやく」というワードを拾ってオウム返しをしたあとで、そしてその後で「よかったね!」と肯定的に共感していることが分かりますよね。
会話が上手な人は無意識にやっている
会話が上手な芸能人は?と聞かれて一人だけ上げるとするならば「さんまさん」。
さんまさんの番組では、さんまさんが喋りまくるという場面が少なく、他のタレントやアイドル、俳優に喋らせることが多いですよね。
さんまさんと、他の芸能人が会話している場面を良く聞いてみると、バックトラッキングがふんだんに使われており、徹底して聞き役に回っていることが分かります。
他にも、マツコデラックスや、ダウンタウンの二人など、良く聞いてみたら、オウム返ししてるなという場面が多く見られます。
注意深くテレビ番組を見てみてると、色々なコミュニケーションのテクニックが見つけられて面白いですね。
まとめ
いかがでしたか。
こんなに簡単なのに、意外とできていない人が多いのが現状。私もそうでしたが、会話する度「なに喋ろう」と自分にばかり意識が向いて、相手はないがしろ。
まずは相手の話に耳を傾けて、バックトラッキングからやってみてはいかがでしょうか。ぜひ試してみて下さい。
それでは!
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